井上宇市建築設備設計

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井上宇市(工学博士)概要紹介:

 井上宇市博士は大正7年生まれ、東大卒。1946年から大成建設に入社し、設備設計と関ってきた。1953年から早稲田大学で教鞭をとり、1989年定年退職した後も、長きにわたり設備設計に従事してきた。日本の建築設備設計に多大な影響を与えた一人者であり、現代建築設備設計の先駆者です。 

 

経歴:

 

1918年4月23日 埼玉県秩父町に6人兄弟の末っ子として生まれる
1931年3月 大宮尋常小学校卒業
1936年3月 熊谷中学校卒業
1940年3月 旧制新潟高等学校卒業
1944年3月 S156月〜169月 肺結核の為休学
東京帝国大学第1工学部船舶工学科卒業
1944年10月 福生(現横田飛行場)の航空教導師団で訓練を受ける
1944年12月 陸軍技術中尉任官 第1航空技術研究所勤務 キ108の研究
1946年4月 大成建設株式会社勤務
1953年4月 早稲田大学第一、第二理工学部建築学科専任講師
1954年4月 早稲田大学第一、第二理工学部建築学科助教授
1960年2月15日 早稲田大学より工学博士の学位を授与される
1962年10月 早稲田大学第一、第二理工学部建築学科教授
1989年3月 早稲田大学を定年退職。  5月名誉教授

 

業績:*詳細業績は功績紹介ページに参照してください

 

@先進的な設備計画の実践(*主な設計作品

A設備計画の体系化と著作による普及(*著作と設計資料ページ

B実践と計画法を踏まれた設備教育、人材の輩出

 

井上フェローシップ:

 井上宇市早稲田大学教授に関係の深い方々の寄付からなる奨学金で、早稲田理工学研究科に在籍するアジア諸国からの留学生を対象とする奨学金です。年額1,000,000円。

 

 


井上宇市建築設備設計資料の保存活動

ライブラリー 

 早稲田大学稲門建築会では、著名な建築家の作品をライブラリー化し、会員ならびに学生に、建築界に残した稲門建築会会員の足跡を身近に触れてもらうことを目的としてい。すでに以下の表に示す16人の建築家の作品がライブラリーとしてまとめました、2008年度、建築設備の巨匠井上宇市博士のライブラリーをまとめっていました。

NO 稲門建築ライブラリーリスト
1 佐藤武夫/佐藤武夫とその作品ー北海道開拓記念館・岩手県民会館
2 宮本忠長/長野市立博物館
3 今井兼次/日本ニ六聖人殉教記念館
4 吉坂隆正/日仏会館ーベネチア・エンナーレ日本館他
5 安東勝男/早稲田大学理工学部校舎
6 池原義郎/早稲田大学所沢キャンパス
7 坂倉建築研究所/東京サレジオ学園
8 武 基雄とその作品/長崎水族館・鎌倉商工会議所他
9 内井昭蔵/世田谷美術館
10 穂積信夫/早稲田大学本庄高等学院
11 村野藤吾/箱根プリンスホテル
12 菊竹清訓/出雲大社庁の舎
13 木島安史/木島安史の世界
14 渡邊洋治/渡邊洋治とその作品
15 明石信道/新宿区役所、安与ビル
16 内藤多仲/耐震、東京タワー
17 井上宇市/建築設備

 

 ライブラリーとしては、保存できるのはわずか全体の一部しかすぎません。その以外の大量の貴重な設計資料は老朽化とともない、残れるかどうかの時期に迎えています。それらの資料をどう保存していくかは直面の問題になります。そのために、建築設備資料アーカイブ保存を踏み出しました。

*(アーカイブ保存の具体的な流れは資料保存状況ページに参照)

 

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建築設備資料アーカイブ保存とは:

 様々な建築設備設計資料を集め、整理し、活用や公開など利用可能な状態にすることです。


サイトの趣旨:

 現在、日本では建築設備設計資料のアーカイブ保存活動がほとんどなく、建築物が竣工すると、ほとんどの設備類が建物内に隠蔽され、一般の目に触れないため、設備に対する認知度が低いのが現状です。さらに、設備自体の寿命は建築躯体よりもはるかに短いため、実物を残すことが困難であり、設備発展過程の中の優れた設計法や設計データ、資料が後世に伝わりにくいことは極めて残念です。

 本サイトはアーカイブ保存作業と同時に、保存の結果や方法を公開し、情報交流や資料の活用と保存活動の促進を趣旨としています。 

  


アーカイブ保存のシステム

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